「かけだしハンター」でもWR覚醒ファングタイガーセイバーを倒せる?
注意、本エントリー内の覚醒ファングタイガーセイバーに関する記述は全て推測です。
コマンドライガーの後にまだボスが控えているため今後は分からないが、発表時点で最高ZPを誇るWR覚醒ファングタイガーセイバー。
アタックとスピードが非常に優秀なゾイドである。
ブースト5になるとあのWRハンターウルフコマンドとスピードで並び(1470)、更にアタックは過去最高値(1570)。仮にブーストできなくてもステータスのバランスが良いため、支援カードを駆使することでトップスリーハンター戦での活躍も見込める。1枚発掘できれば全国の子供ハンター達の大きな戦力になるだろう。
しかしこの覚醒セイバーは乱入ボス。今で言うところのコマンドライガー戦のようにボスシンボルが固定化されているわけではない。発掘するためには乱入ボスに遭遇し、そして勝利する必要がある。破れても超低確率の努力ボーナスに期待できなくはないが、倒した方が遥かに高確率なのは言うまでもない。
もし「かけだし少年少女ハンター」の元へ覚醒セイバーが乱入してきてしまったら、相棒がブースト0のSR以下チームで勝てるのだろうか?
検証してみよう。
これまでの乱入ボスの傾向からブーストなどは以下と予測できる。
ブースト3
キズナ4
チームPボーナスあり
全ての加算を合わせると各ステータスに+80ずつされる。トータル(ZP)だと+240。加算後の予測ステータスは次の通り。
ZP:4400
アタック:1600
ディフェンス:1300
スピード:1500
予想通りだった。
スピードの高さを考えると支援カードはウェポンブレイクだろうか?
支援カードは環境対応力だったが、SR恐竜+暴竜の威圧なら問題なく勝てる。
ステータスから導き出される仮想敵は同ZPの裏ボスWRブレードライガーミラージュ。
ミラージュは、ブースト4、キズナ5、チームPボーナスあり。
ブーストが1つ多いためミラージュのZPは覚醒セイバーの予測より30高く、ステータスで高いのはディフェンスのみ。そのままならミラージュの方が倒し難いはずだが、実際の強さは相手の支援カードによる。またアタックの10差は防御成功時の被ダメージなら大差ないと考える。WRのWB前3発とRの援護攻撃1発に耐えることを最低条件にすれば良い。もし相手の援護攻撃が2回発生したら不運だったと諦めるしかない。
また見逃しがちだがミラージュはキズナ5である。キズナ4と5の違いはご存知だと思うが念のため記載する。
最も分かりやすい点は、相手がワイルドブラスト(WB)するまでに必要なコンボ数。
キズナ4のボス:10コンボでWB
キズナ5のボス:9コンボでWB
上記コンボ数はどちらもコマンドバトルに勝利している前提。キズナ5のボスと戦う際はコンボマネージメントに留意されたし。覚醒セイバーがキズナ4なら、その点はミラージュより倒しやすいだろう。
話を覚醒セイバーに戻そう。
覚醒セイバーの支援カードをウェポンブレイクだと仮定した場合、SRで攻略するために必要なのはアンチ効果を持つ支援カード。相手から被る先制ダメージをなるべく抑えられ、なおかつWRの3発と援護攻撃の1発を耐え切れる効果の支援カードだ。
3弾から選ぶなら高周波パルス放出だろうが、前述の通り勝つには最低でもWR3発+援護1発に耐える必要がある。
援護攻撃がRだった場合を考えると1回目だけの被ダメージダウン効果では厳しいか?スピード(少し)ダウン効果にも期待して、最も防御性能が高いSRトリケラドゴスクロムを使い検証してみよう。(検証結果は後述)
本命の支援カードは暴竜の威圧。恐竜型に限り全ての被ダメージが(約15%)ダウンされる。
この支援カードは2弾マップで入手可能だが、中古品を買うこともできる。正直なところ買った方が1プレイより安い……
3弾のゾイドで暴竜の威圧の効果を得られるのは以下の通常4種+限定2種。
デスレックスオリジン
トリケラドゴスクロム
ステゴゼーゲサイケ
ディメパルサー
SRデスレックスデスメタルVer.(イオン限定)
ディメパルサーの素になったディメトロドンは非恐竜だが、ゾイドでは骨格上恐竜扱いなので注意。
上記の中で危険なのはSRトリケラドゴスクロム。ミラージュを相手に検証してみるがラストに抜かれるようだと、より高スピードの覚醒セイバーに勝つのは絶望的。ディフェンスが4種中最低のSRディメパルサーでも検証しよう。(検証結果は後述)
結束のエンブレムも候補の1つだが耐え切れるか微妙なところ。ただチームPボーナス20と合わせる事で高周波パルス放出よりトータル被ダメージを抑えられる可能性がある。今度もSRトリケラドゴスクロムに頑張ってもらおう。(検証結果は後述)
検証の思考整理は以上。
以降はミラージュでの検証結果を記録する。
相手は宣言通りミラージュ。なお今回は被ダメージを増やすため全てWB超アップ後の一撃を受けた。画像はデッキと結果のみ。
まずは高周波パルス放出から。
SRトリケラドゴスクロム/CB0
バトル結果:勝利
今回は勝てているが、恐らく相手の援護攻撃がNグソック(被ダメ169)だったからであり、Rツクヨミだったなら負けていた。また相手の行動ゲージも相当溜まっている。予測スピードが1500の覚醒セイバーには逆転されるだろう。WBされなければ勝機はあるか?
なおSRトリケラドゴスクロムは3弾SR中でディフェンスが2番目に高く、スピードが2番目に低いゾイド。スピードを優先すると脆くなり、ディフェンスを優先すると簡単に抜かれる。運要素が多分に含まれるため高周波パルス放出は非推奨。
次は暴竜の威圧。
高周波パルス放出の結果からスピード補正のないSRトリケラドゴスクロムでは無理と判断し、 2体目の相棒をSRデスレックスオリジンに変更する。
SRディメパルサー/CB0
バトル結果:勝利
Rツクヨミの援護攻撃を受けても耐え切った。恐らく覚醒セイバーが相手でも勝てるだろう。
SRデスレックスオリジン/CB0
バトル結果1:勝利
Nグソックの援護攻撃を受けたケース。
バトル結果2:勝利
Rツクヨミの援護攻撃を受けたケース。
3弾のSR恐竜型に限定するとディフェンスはディメパルサーが1番低く、スピードはデスレックスオリジンが2番目に低い。以上の事からSRトリケラドゴスクロム以外の3弾のSR恐竜型なら勝てるだろう。安定したバトル展開が期待できる。暴竜の威圧は推奨。
最後は結束のエンブレム。
再びSRトリケラドゴスクロム/CB0
バトルの最終シーン
バトル結果:敗北
無念の敗北。
相手の援護攻撃はRツクヨミ(被ダメ500)だった。ミラージュからの被ダメージ分に限れば高周波パルス放出に迫る効果を得られたが、ツクヨミの援護攻撃が響き最後のWB超アップ後の一撃を耐えられなかった。仮に援護攻撃がNグソックで耐え切ったとしても、こちらの攻撃前に抜かれていたと思われる。相棒の選定が難しいため結束のエンブレムは非推奨。
(援護攻撃分を除く被ダメージ。高周波パルス放出使用時は4482。結束のエンブレム使用時は4554。)
説明追記。
覚醒ファングタイガーセイバーの支援カードがウェポンブレイクだった場合、相手の初撃に依存して与ダメージダウン効果(こちら主観)が発生する。
相手の初撃平均値を推測すると防御成功の被ダメージは約1300。これにより相手のダウン効果は約13%と予測し、ミラージュに対する各SRゾイドの与ダメージに当てはめてみる。
ディフェンス値が「WRミラージュ>WR覚醒セイバー」の可能性に注意。対WR覚醒セイバーの方が与ダメージは大きいと予想する。
SRトリケラドゴスクロム
1発目:1183→1029
2発目:1651→1436(WB超アップ後)
必殺技:2063→1795
SR援護:720→626(ゾイドによる)
トータル:5597→4886
SRディメパルサー
1発目:1386→1206
2発目:1854→1613(WB超アップ後)
必殺技:2883→2508
SR援護:720→626(ゾイドによる)
トータル:6843→5953
SRデスレックスオリジン
1発目:1401→1219
2発目:1869→1626(WB超アップ後)
必殺技:2905→2527
SR援護:720→626(ゾイドによる)
トータル:6895→5998
検証は以上。今回はカードブースト0(CB0)のSRゾイドを使用している点に注意。ブーストが高ければ結果は変わる。
「かけだしハンター」が乱入してくるWR覚醒セイバーに備えるなら、SRトリケラドゴスクロム以外の恐竜ゾイドと暴竜の威圧を用意すべきと考える。
重要なことなので繰り返す。覚醒セイバーの支援カードは環境適応力だったが、SR恐竜デッキに暴竜の威圧を使えば撃破可能。